今年の目的地は鹿児島県・指宿市です。車で約4時間程度と見積ったため、朝6時に集合して6時半にレンタカー2台で出発しました。途中、福岡在住組をJR羽犬塚駅で拾って、八女インターから高速に乗りました。写真は最初の休憩地「宮原SA」にて、早速、小籠包と焼きたてのちくわを買い食いしているところです。

予定通り、午前11時に鹿児島中央駅に到着。お昼ご飯は、駅横の「アミュプラザ鹿児島」「そば茶屋吹上庵」にて。「黒豚板そば」(写真)や「炙りチャーシュー板そば・うどん」は、味もボリュームも大満足でした。

当初は鹿児島名物「しろくま」も食べようと言っていましたが、お腹がいっぱいだったので見るだけにしておきました。

昼食後、腹ごなしに市内にある「照國神社」へ。ここは薩摩藩28代藩主島津斉彬を祭神として祀っていて、鹿児島県内で参詣客が最も多い神社だそうです。

島津斉彬が死後に「照國大明神」という神号を賜り、照國神社が創建されたそうな。

いよいよ、鹿児島市内から指宿市へ出発。途中、鹿児島の象徴ともいえる「桜島」が眼前に鎮座しておりました。11日前の28日に噴火が2回発生し、噴煙も06年6月の活動再開以来最高の3300メートルまで上がったそうです。そのせいではないでしょうが、上の方は厚い雲に覆われていて、全形を見ることは出来ませんでした。

市内から車で30分程度のところにある「さつま無双株式会社」の「無双蔵」を見学しました。

工場の方は、残念ながらその日の作業は終わっていて、会社の人に工程についての説明をして頂いただけでしたが、

(ドライバー以外のひとは)試飲の方を、しっかり満喫しました。ルネッサーンス。

その後、すぐ近くにある「かごしま産業特産品センター 薩摩城」にも立ち寄りました。

ここでは、鹿児島の特産品である「軽羹(かるかん)饅頭」の製造工程と、

「薩摩揚げ」の製造工程を見学できるはずでしたが、またしてもその日の作業は終了しており、工程の説明図を見ただけで終わってしまいました。

まあ試食(熱いお茶と漬物付き)は、ぬかりなく頂きましたがね。

1時間ほど海沿いの道を走ると、やっと指宿市に到着。宿舎に行く前に、「池田湖」観光へ。池田湖は、5500年前の火山活動によってできた周囲15km、水深233mの九州最大の湖です。幻の怪獣「イッシー」が出迎えてくれました。

もう一つの名物は、「大うなぎ(天然記念物)」で、大きなものでは体長2m、胴回り50cmもあるそうな。

「世界一」「テレビにも出た」のフレーズにつられて見に行くと、確かにでかい!1匹だけではなく何匹も水槽の中に飼われていて、無料で見ることが出来ました。

ついでに桟橋まで出て写真を撮ったりしていると、「団体さんなら一人500円にまけちゃるけん、ボート乗ろう!!」とおじちゃんに誘われ、

「まあ、いっとく?」みたいなノリで、池田湖クルージングすることに。

10分程度のクルージングでは、ボートで「夫婦岩」なる見所まで連れて行ってくれました。

天気も良くて景色がきれいで、思いがけず、とても楽しめました。遠くに見える円錐形の「開聞岳」は、その形の良さから「薩摩富士」と呼ばれているそうです。

池田湖をあとにして、本日のメインである指宿名物「砂蒸し風呂」へ。数カ所で楽しめるようでしたが、一番有名そうな「砂むし会館・砂楽」で立ち寄り入浴しました。

回数券(11枚8000円)を購入して、一人あたり800円の入浴料(浴衣込み)でした。借りた浴衣に着替えて、仲良く11人並んで砂に埋められてきました。

埋められてしまうと(上を向いているので)海は見えませんが、波の音を聞きながら20分程度、ぽかぽかと気持ちよく蒸されました。

砂蒸し風呂のあとに温泉に入って砂を落とし、ついに本日のお宿「指宿休暇村」へ到着。19時の夕食に丁度間に合いました。ただ残念なことに夕食に出てきたトンカツは、おそらく「黒豚」ではなく、脂身がきつくて食べるのに苦労しました(刺身・その他は美味しかったですが・・・)。

食後、気を取り直して「温泉卓球」を。何ともいえないチープさで、そこそこ楽しめました。

旅行といえば、夜は「花火」です。国立公園に指定されているので(?)打ち上げは出来ませんでしたが、手持ち・吹き出しを存分に楽しみました。

最後の締めは、お約束の「線香花火」でしたが、海風が強くてあっという間に燃え尽きてしまいました。残念。

その後、花火の煙を温泉で落として、再び宴会場へ。「何時まででもご自由にどうぞ」とのお言葉に甘えて、人生ゲーム(ワールド編)をしたり、

UNOをしたりして、夜中まで2次会(?)を楽しみました。


2日目は7時起床で温泉に入り、8時から朝食を。ビュッフェスタイルでしたが、昨日の夕食より遙かに美味しかったのは、どういうことでしょうか。

9時に指宿を出発して、10時に鹿児島中央駅で、鹿児島大学に博士論文審査に来られていた柳田先生と合流しました。本日の見所は、 「薩摩ガラス工芸」 にて、薩摩切子の制作工場見学です。

本旅行では初めて、ちゃんと作業をしているところを見ることが出来ました。写真はガラス原料の融解と成形工程です。

隣の部屋では、薩摩切子に特徴的な細かい模様をカットするところを見ることが出来ました。

できあがった製品は、隣接されているショールームで鑑賞・購入できるようになっていました。

しかしながら薩摩切子は、日用品ではなく芸術品であり、とてもお土産に買える値段ではありませんでした。ということで、鑑賞・撮影するのみにて退散。

お昼ご飯は、市内のかごしま黒豚専門店「六白亭」にて。

写真は「黒豚せいろ蒸し定食」。とても美味しゅうございました。

黒豚トンカツのイメージを良い思い出にするため(昨夜の悪夢を払拭するため)、あえてトンカツにリベンジした人も。

デザートに「紫芋アイス」も頂いて(クーポン使用)、最後の食事に相応しく大変満足致しました。

途中休憩を挟みながら、18時頃に無事大学にたどり着きました。今年も楽しかったですね。皆さん、お疲れ様でした。


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